モンキーターンVを買った。

 全速旋回!! 繰り出せモンキーターン!! ということで、昨日買ってまいりました“モンキーターンV”。こいつが結構、面白い。パッケージを開けて、あ、これ、PS2なのにDVDではない、CD-ROMだ、という事で微妙に落胆したのですが、その落胆は、その後のための前置き。

 まず、我が家のPSXをゲームに切り替えて立ち上げると、テレビアニメ“モンキーターン”の“ノンテロップオープニング”始まる。もうその時点で結構良い感じ。こちらは新潟なので、モンキーターンを直に見る事が出来ず、まあ、手を尽くしてみているわけですが、画質的にぼろいディスプレイで見るのと、テレビで見るのとではいくら圧縮画像であっても違います。というわけで、満足。

 で、ゲームを始めるわけですが、普通にストーリーモード。これからやらないと操作の練習もなかなか出来ないのです。まあ、何回やっても競艇のボートの操作って言うのはなかなか上手くいかないのですが。普通のレースゲームはエンジンブレーキ、フットブレーキ、サイドブレーキ、ハンドル、という要素でコーナーを曲がっていくのですが、競艇のボートはハンドルと、スロットルレバーの握り具合、体重移動で曲がっていくわけです。この一つ一つの動作を一連の動きとして曲がっていくため、かなり、曲がらないのです。まあ、それでもこれはゲームですので、モンキーも普通に決めてくれるし、荷重移動も右か左か程度でなんとか曲がってくれます。それでも、コツを掴まないとなかなか上手くいかないので、“マクリ差し”とかがズバッと決まると、なかなかうれしい物です。でも、一つのターンマークが上手くいっても、残りが上手くいかないと勝てませんからなかなかです。

 引き波を乗り越えないように、スピードは落としすぎないように走るのが、ここでのたしなみ。というわけで、競艇場も24場全部ちゃんと違うし、江戸川はちゃんと流れています(川だから)。競艇業界がバックアップしているのだなぁ、と良いリアルさと、嘘の付き方で成り立っていると思います。

 ストーリーモードに関しては、なかなか淡泊であったりして、深い関わりが今のところは感じられないのですが、レース自体が面白いので、そこに力を注いだのだなぁと思えば、納得できます。ピット離れを決めたり、ここでは大外6コースから一気にマクルとか、そういう戦法もある程度考えながら出来るのではないかと思います。

 まあ、欲を言えば、フルボイス、ストーリーモードではちゃんと4日間で予選から何レースか走って、優勝戦に出られるようになるとか、そういう、本当の世界のシミュレーター風であっても良かったような気がします。GPMほど自由ではなくても、ペラ調整や、エンジンのセッティングの出し方まで本場で出来たらもっと楽しかったかなぁ。

 でも、それは2がでるかもしれないし(売れれば)そのときの期待にしましょう。バンダイのゲームはかなり甘く見ているのですが、今回は指が痛くなるほど熱中して出来るゲームでした。

 でも、万人受けはしないかもね。
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