図書館にて、ラジオ深夜便の雑誌を読むのが土曜日の日課となっている。娘と息子が習字をしている待ち時間に、時間をつぶすためというか、自分の興味の為というか、なんか最近はどちらかというと物語というよりも簡単に読めるエッセイ的なものを読むことが多いのかもしれない。

2024年4月号のラジオ深夜便テキストには、新連載として「角田光代」さんのエッセイが載っていた。そのエッセイを読んだ。なかなかの興味深い内容であったというか、人として感じることとか、そういったものが書いてあった。一番最初のこちらへのエッセイとしてきっと、悩んだ結果のそれなのだろうと思う。

 

私たちにまつわる時間の話。年を重ねていけば重ねていくほどに時間は永遠とも思える時間から、刹那の時間へと加速度を増して進んでいく。体感はどんどんと短くなっていく。しかしそれは、人だけでの話ではなくて、生きている物すべてがそうなのではないだろうか、という話。そして、人には人の、猫には猫の時間がある。そして、ひとたび動物を飼ったからには、その時間の違いを知り、いつか離別する時が来る覚悟をし続けていながら、毎日毎日を過ごしていく。

というよな感じだったかな、一回だけ読んで、その直後で書いているわけでもなく、全然違う内容だったらどうしようかとも思うが、その内容に、そんな感じの内容に少し心が動いたことは事実で、とても読みやすくて読むに値する文章だったなと思う。

自分の心が動くに、きっかけとかがあるとすればそういった納得とか、理解とかそんな感じの事が理由になるのだ。