ご期待に応えてみるかも知れない。

 ……あやふやだなぁ。と、自分で思いつつも、とりあえずキモチイイ思いというものについて考察してみる。精神的にだったり、身体的にだったり、そういうものがあるのだが、根本的に、達成感というものがまずつきまとうわけである。正直言って、やっぱりこれはと思う曲を、棒を振って、それなりになんとかなったなぁ、と自分で思えた時は、キモチイイと思った。論点は確実にずれているのだが、そこに絞っていくならば、達成感を感じることは世の中にはたくさんあったりする。

 で、感覚的に肌としてキモチイイと言うやつは、なかなか無い。音楽やってキモチイイのは、やっぱり、拍手を貰った時だと思う。全体としてその気持ちを共有できたことがキモチイイと言うことに繋がる。客との無意識の意識の共有は、全員に幸せを与えるものだと思う。コンクールの演奏で感動できるのは、その一曲に込められた、演奏以上の思いをくみ取ることが出来るからだと思う。

 ……、と、論は中途半端でほったらかし。なぜならば、難しくなるは、語ることが理論めいていかないからである。つまり、この文章がつまらないのだ。