おもうまま

NHKのSONGSを見た。さだまさし、である。いや、実に語りたくなる内容、そして、うた。
語ることは、好きだ。できれば脳の中に散らばった散文をキーボードで組み上げたい。でも、眠いしむり。
ただ、さだまさしの歌う曲。総てが心情になんかすっぽりはまってしまうわけで。


俺も大人になったかな? なんて気もしなくもない。


何が。


簡単に語れはしない。でも、自分が今決めた道を歩いている。その道を振り返れないし、切り替える事も出来ない。そこに不安はあった。でも、決断を下した自分がいる。だから、橋を渡ったのだ。ルビコン河を渡るほどでないにしろ、人生の重大な分岐をいくつか越えて来ているのだ。
改めて、突き付けられると、とてもとても、考えにくいものだなぁ。
さらに、犀星が故郷は遠きに有りて想うものといったのも、今なら少し解る気がする。やっぱり、これは故郷をもつ人間にしか理解できないと思うが、思うだけの故郷はいつも綺麗だったり、変わりなかったり、帰る場所ではなくとも、少しばかり想像の範囲内でおさまり、無難で、落ち着くものだと思う。
だから、振り返ったりするのだと。きっと、嫁に言っても解らない。なぜなら、いま、生まれ育った場にいるから。やっぱり自分にはある、根無し草の不安が。

まあ、いずれは、行旅死亡人かもしれない。無縁社会、ジャストミート!