風光る 17巻 ASIN:4091381073

 遅ればせながら買ってきました。昨年の大河が終わっても普通にそれ以前からやっている漫画、風光るの17巻です。

 何というか、最近頭が相当悪くなっているので登場人物が何をしているのかという情報が整理できなくなりつつあります。実際、一気に8巻くらいまで古本屋で見つけて、その先は出るたびに買うという感じになっているのですが、半年に一回しか読まないわけで、そのたびに毎回読み直しているわけです。情けない。

 で、今回も沖田総司と清三郎が絆を深めています。何というか、漫画としてゆっくりとした時間の中で史実をからめながら、その余白を想像して創作、少女漫画にしている、というところが強い漫画なので、エピソードとしてはすごく良い物があると思います。

 まあ、もうこの話の中でも新選組はだんだんと落ち目になってきているわけです。ただ、こういう心温まるエピソードが多いのなら、時間の流れを無理矢理に進めなくても良いなぁ、とか不謹慎に思ってしまいますね。基本的に新選組というのは悲劇的な物を内包していると思っているので……。*1

 近藤局長にもこの間の最後で運命の出会いが描かれているし、時間も楽しみです。ただ、待つと長いんですよね。良作を待とうと思ったらば仕方のないことでもありますが……。

*1:新選組のことはよく知りませんけれどね