朝の続き。

 どうしても、トンネルズ&トロールズのルールブックが読みたくなったので、実家で探してきた。で、発見。チョロチョロと読む。なんか、懐かしいなぁ、これ。まあ、良い感じで本自体が年を取っているというのもある。この本が1989年に刷られた第20刷であるから、もう、16年経っている。ま、小学生の時に雪の日に本屋に自転車で往復1時間かけて買いに行ったことを覚えている。何というか、本自体が良い味だしているのである。多分この文庫本が自分のお小遣いで買った、一番最初の文庫であると思う。セービング・ロールとか凄く懐かしい。本当にこの本は読み込んだ本で、捨てろと言われても絶対に捨てられないだろうし、いくら積まれても売れないと思う。絶版であるしね。
 しかし、魔法の項とか、武器の項とか読むだけでワクワクしてくるモノがあるなぁ。武器索引とかは、正直これだけの武器の用途を簡単に説明してあるという意味では、絶対的な資料だと思う。サックスっていう短剣、どんなのか想像つきます? ラメラーアーマーってどんな鎧か想像できます? 本当に自分の中でのファンタジー感の根底にいるモノなのだなぁ、と思う。自分にとってのファンタジーは指輪物語でもハリー・ポッターでもD&Dでもロードス島戦記でもなく、T&Tであるのだ。
 ついでに、スニーカーG文庫のガープス・ベーシックも発見した。たしか、妖魔夜行とマーシャルアーツも買っていたはずであるのだが、見つからないんだよなぁ。ガープス・ルナルは昔もの凄く買うか買わざるか迷って、毎日本屋によって*1どうしようかと悩んでいた記憶がある。あの頃、3日に一冊とかのペースで貪るように文庫を買っていた気がする。……そりゃ、勉強出来ないよね。成績伸びるわけ無いよね。勉強しているふりをしながら、そんなのばっかり読んでいたのだから。
 で、話は逸れたけれど、ガープス系は今はどのような展開になっているかは解らない。ハードカバーでベーシックとマジックが合わさったやつが出ていたような気がしたけれど、確か値段もそれなりだったと思う。
 ガープスって言うのは、私としては世界と登場人物を作り出すのにもの凄く有効なツールだと感じた。汎用であるが故に、どのような世界でも許容できるので、自分の作りたい世界を作り上げることが出来る。そして、キャラクターも個性などを細かく*2
作り上げていくことが出来る。世界観を壊さないように、はっきりとさせるのにとても自分的には有用だったのである。
 ああ、懐かしいなぁ。これ系の本が千円出さないで買えたというのにも驚きであるけれど……。

*1:高校の時、最寄りの駅の駅前に書店があった

*2:制約の中で