やっとこさ。

劇場版 AIR スペシャル・エディション (初回限定版)

 やっとの事で劇場版AIRを見終えた。届いてからかれこれ十日にもなる。なんというか、素人的な感想になる気がするがどうかご勘弁を。当方結局、TV版しかまともにチェックしたメディアはないわけでして、それの上での物語が頭の中でのAIRのベースになっております。
 私としては、うまくまとめ上げたなぁ、という印象ですね。90分の尺で、AIR編とSUMMER編を融合させつつ展開させていって、最後にはゴール、という感じでしょうか? 細かいところでは、つっこみようがあると思いますが、物語の大筋としては原作となった物語をうまく昇華させ、エッセンスを抽出し、大本にある恋愛の部分をピックアップさせたのかなぁ、と思います。
 テレビ版にあったような、ゲームに忠実な感じの演出、物語の展開はないのですが、これはこれでもう一つのAIRだと思えば、いいのではないでしょうか? まあ、観鈴もイメージが完全に頭の中にあって、脳味噌の中で生きているような人間が見れば、なんだこれは! となるかもしれませんが、素直に見れば、可もなく不可もなくといったところでしょうか?
 あと、映像的な演出に関しても癖があるわけですが*1、最初の方はうざったい感じがあるのは否めませんが、終わりの方に至っては結構馴染んでいたのではないかと思います。いまNHKでやっている雪の女王でだって、ふつうにやっているじゃないですか、あの止め絵の演出を。問題ないと思いますね。

 ……買いであるかといわれると、そうであったのかどうか悩むところではありますが。
劇場版 AIR スペシャル・エディション (初回限定版) [DVD]

*1:出崎統氏の監督作品ですから……。