まともな話

 ……ではないが、今日の昼ぐらいから新潟に行くことになった。理由は、悲しい出来事である。時という物は本当に残酷な物で、いとおしい人間を時は奪っていってしまうのだ。

 確かに、順番にくる物である。以前にも書いた記憶があるが「生まれたときから人は死に向かって歩いている」というのは、客観的な事実であると思う。時を閉じこめることはできないし、成長はやがて老化に変わってしまうのだ。

 悲しいよね。ちょっといつもよりも多めに飲むしかないよね。
 私はついに「義理の」とつかない祖母の両方を亡くしてしまった。そして、生まれたときから、現在までのほとんどの時を知る人がいなくなった。やはり、祖母の愛は深かったのだと思う。