機動戦士ガンダムSEED DESTINY 17話 戦士の条件

 正直、またも総集編かと思った。今回はマリュー艦長が語りかと……、まあ、そういうわけではなく状況説明をしている回と認識すればいいか。しかし“Break the World”とは新単語。でその後前回の一番最後に続くわけです。戦争はヒーローごっこじゃない!

♪儚く 散った光が〜♪

 で、浮沈艦アークエンジェルの描写ですが、ここではだだっ子キラ君、本領発揮です。まだ動く時じゃないみたいな事いって、あんた何様のつもりですか? 本当にこいつなら思っていそう、僕一人いれば戦争は終わらせることが出来る! みたいなことをねぇ。マリュー艦長がせっかく場の雰囲気を和ませるニュースとか言っているのに、なんか台無し。
 さらに、ミーア・キャンベルさんがまたノリノリで歌っています。ラクスさん嫌そうな顔。そりゃ、ずっとこの調子ですしね、とか言うって。しかしこのノリで行けるザフト兵はちょっと古めな感じ? L・O・V・Eラクス! とかって何かなぁ。
 だんだんとデュランダル議長がどういう人間なのか解らなくなってきたなぁ。もう何というか、映像から全面的に黒幕です! みたいな雰囲気を出しまくっているなぁ。

「何やってるのかな? あいつ」

 というカガリの一言で、ミネルバ側にカメラがシフトしています。どうも、あのノリのミーアの歌はザフトの若い兵に相当受け入れられているみたいです。ただ、アスラン・ザラ「隊長」*1地獄耳すぎです。そこもコーディネーターということなのかなぁ?

「にらんでバッカいないで、言いたいことがあるんなら言えば? ガキっぽ過ぎるよ、そんなの」
 と主人公、ルナマリア様に言われていますが、何にも返しません。しかし、シン・アスカはパイロット仲間に可愛がられているのですねぇ。あんな子供じみた行動ばかりであっても、ちゃんとレイとルナマリアの真ん中を歩いているのですから。ま、CM前の一言が
「んもうっ!」
 だから、良いことにしよう。見ているみんなが思っているよ、シンって言う主人公は……。

 でまあ、どうでも良いような、メイリンちゃんの描写は一応複線になっているのですが、これって何か意味があるのでしょうか? メイリンちゃんが太ってスカートがはけなくなったから、ダイエットする! みたいな話があるのでしょうか。そのダイエットのせいでシルエットフライヤーの射出が送れたりとかして、シン大ピンチ! みたいな話。

 ……ありえないな。

 で、戦況の説明というか、ミネルバが来てくれたのだから道を造ってくれるよね、という戦術の相談。しかし、どうして飛べるMSを作る技術があるのに、地上戦をしたがるのはどういう性なんだろうなぁ。まあ、どこかの狸が考えた作戦なのでしょうから、裏があるのか?

 ガンダムシリーズ恒例のヒロインのシャワーシーンが入りました。ま、それがどうしたという気もしなくもないが。

 で、先週の決着をアスランとシンが付けようとします。しかし、シンはちっちゃい奴だなぁ。気にくわないから、従えないというのが、あいつはきっと本音です。力を持っていない者が力を渇望するのは当然の事。しかし、その力は自分の何かのために使って良い力ではなく、軍の持っている戦力の一つである。軍の任務で出ているはずの人間が、上官の命令さくっと無視するとは、あきれた心がけです。昔のガンダムなら、ガンダム取り上げです。もうお前なんかボールからやりなお競って感じです。
 でも、「ばか」かもしれないからなぁ。

 そんなわけで、シンがアスランにすら馬鹿かもしれないと思われている事が判明しました。うむ、正当な評価だなぁ。それでは。 

 

*1:いつの間に? 前回の出撃後の指示は任せるわね、でだろうか?