絶対可憐チルドレン

 あの、GS美神椎名高志が帰ってきた、サンデーに。といっても何回かは帰ってきているのだけれど。“絶対可憐チルドレン”という作品で“短期集中連載”で。正確には全四回。掲載された時点でもう作者は書き終わっている。

 そんなことより。

 久しぶりにサンデーを買った。私にサンデーを買わせる作家というのは“椎名高志”先生と、“ゆうきまさみ”先生だけかもしれない。でもヤンサンは買っていない。そんな私を買わせたのはやはり“短期集中連載”という言葉だろう。これが単行本一冊にまとまるボリュームであればよいのだが(多分まとまるけれど)サンデーのコミックスは基本的に短編集とかあんまり出してくれない。いつ本にまとまって読めるか分からないのだ。それを考えればこれから後三週サンデーを買うなんて安いものだ。下手したらこれがきっかけで買い続けるかもしれないし。

 で内容は、やっぱり読みたいと思って買う読者の壺はしっかりと分かっていると思う。素直に面白い。ちょっとむかつかせたり、笑わせたり、感動させたり。そういうつぼを心得ている作者は“安心”して読み切りでも読む事ができる。これだけのためにサンデーを買ったが全然損した気分はない。これを読み込めばそれで充分満ち足りると思う。

 ま、それほど好きな作家という事なんだな。