520万に乗ってきた。

 日本の高級車、という感じでブランドとして作られた、レクサス。海外のプレミアムカーに負けないように、世界のトヨタが頑張って作り出したブランドである。で、その車が近くに開店した、トヨタの販売店に来ていた。それはもう、偶然というしかなく、栃木県佐野市という場所で、LEXUSに乗る機会など、買ってからしかないかも知れないので、勇気を出して、乗ってみた。まあ、乗せてくれと切り出す相手が、レクサスの店員でなく、トヨタの店員なので、少し気が楽であった。そもそも、買う気もない車だ、乗せてくれとも言いにくいものであるが、後に話すが、本日は強みがあったのである。

 で、今回乗せて貰ったのが、LEXSU GS350、である。えー、有り体に言えば、アリストの後継車だ。まあ、値段は雲泥の差になってしまっているが……。で、ドキドキしながら乗ってみた。これが良い感じ。ハンドルが乗りやすいようにちょっと上に上がった状態で、停車時はいるのだが、それがエンジンを回す*1と、手元の位置に来るのである。ます、高級車と言われるものに乗ったことのない人間は、そこで驚いた。で、運転席はタイトな感じ。かといって、窮屈でなくしっかりと身体に合ってくる感じで、素晴らしい。本革シートも肌触りがよいのである。ハンドルも握った手触りが、さらっとしていて良い感じ。

 ……貧乏人の高級車インプレッションですので、驚き以外の感情がないですねぇ。LEXUSマンセーになってしまいますが、ご勘弁を。

 で、エンジンの大きさの割に、車自体は手足に馴染んでくる感じで、乗ったことがないけれど、BMWとかっていう車は、そういう感じなのかと、妙に感心してしまいました。でまあ、走り出してみたのですが、FRという時点で、自分には久々の感覚でした。背中を押して加速する感覚というのは、やっぱり、気持ちが高揚するものです。FFにも四駆にも乗っているのですが、ハンドリングの感じがFRはやっぱり違う。車はやっぱりFRが良いのですなぁ。本日、雨でしたので、後ろに子供がいなかったら、アクセルべた踏みして、下品なパワードリフトとかやりたくなりました。まあ、端的に言えば、振り回したい、という感じ。
 しかし、重厚な感じの方が強い車なので、そういう乗り方は駄目なのでしょうなぁ。大人らしく、余裕を持って、スピーディーにワインディングを駆け回る。それが良いのでしょう。エンジンは大排気量らしく、トルクフル。いくら踏んでも普通の道じゃあ、踏み足りない感じで、町なんか走るには勿体ないくらいの、良い感じを得ました。ちょっとラフに踏むと、トルクがある分、結構イイ加速になってしまいます。いまの、家族状況では乗れない車ですが、確かに、良い物を使っているなぁ、と感じさせてくれる車でした。

 ……、とは言っても、ラグジュアリーも良いけど、ボーイズレーサーにも憧れる、二十代崖っぷちになりつつある、お父さんです。

*1:スタートボタンを押す、回すという感じがないのであるが、今のトヨタ車ではこれが結構あるんだよなぁ。