みてきた。

レイトショーで映画を見てきた。
見てきた映画は“天気の子”。
なぜ急にかといえば、今週、月曜日のNHKのせい。
新海誠監督とRADWIMPSの天気の子を題材とした番組があった、それを見たから。
見たから? うーん、聞いたから?

映画と音楽のマッチングで素晴らしいものが出来ているような錯覚を感じたため。それを体験するために、映画館で感じてみようと思ったため。

それに、感動したかったため。
ちょっと、泣けそうな物語だと思ったため。

で、どうでしたか?

映画館に客は自分を含めてなんと三人のみ。
ほぼ貸し切りの気分で、まあ、見られたわけで。
きっと、自分が良くないのだろうなぁ。いまいち、入り込めなかった。すべてにおいて、悪い要素はない、物語も映像も音楽も余韻も素晴らしい。
不安から始まり、順調さを見せ、不安をちらつかせて、一気に主人公たちを揺さぶり、不幸を叩きつけても、前を向き、希望のためにまっすぐ進んだことで、自分たちの選択を、自分たちの手で一気につかみ取ったうえで、時を経たエピローグを用意する。

悪くはなかった。

きっと期待値が高すぎて、いろいろな要素をつかみ取ろうとしすぎて、物語の中に入り込む事に疎かになってしまったのだろう。嫌な、大人だな。

見直したら、変わるかな。
…見直さないな、映画館では。ごめんなさい。