キーボードをたたく。

 日めくりタイムトラベルを見る。最近本当に、昔覚えていた知識が離れていく事を実感する。まず、駄文を書いていないのでなかなかまとまった文章を書く事ができないでいる。10年前の自分をうらやましく思う。暇に任せてどうしてあれだけの文章量を書く事ができたのかと思う。しかも、未完。しかも、読ませた人間も極限られている。

 これはもう、脳みその退化とかそういう範疇で語れるレベルではない。忙しさに流されてきっと自分を楽な方へ楽な方へと導いている証拠なのではないかと、キーボードを叩きながら分析する。もう、自分は嫌いな大人になってしまっている。自分の考えを子供に押しつける存在、一番嫌っていたそんな親になりつつあるという事を、我が子*1を見ていて思う。

 つまりそれは、何となく反応で解る。親に対する信頼の部分と不信の部分そういった物ができてきて、人間になってきている。すっかり、あいつは物心がついてしまった。もううかつな事はきっとできないのだけれど、やっぱりやってしまう。頭ごなしに自分を否定されたら、やっぱり厭だと思う。自分は厭だ。でも、それをしてしまう自分がいる。もうどうにもならない、気持ちが負の方向へと進んで行ってしまう。

 あーあ。

 最近核となる趣味もなく、何をしてもつまらない。それはつまり、きっと自分が今非常につまらない人間になったと言う事を証明している。仕事以外の何に興味を持って取り組んでいるのであろうか。所詮は暇つぶしにしかならない事ばかりやっている。何を持って、何に興味を持ち、何をするのか。……何も残らない。

 昔の自分に尋ねてみたい、どうしてそこまで夢中になれたの?

*1:小1