魔法先生ネギま! 9巻

 とっくに出ていましたが、今更感想を書きます。実は昨日書いた四冊よりも前に買ってはいたのですが、何となくほったらかしでした。まあ、そんな所から、ネギま! の私的価値が垣間見えると思います。ぶっちゃけ言いますが、ラブひなネギま! も惰性です。AIが止まらないが好きで、その惰性で赤松健を買っています。ただ、表紙での商品力が強いと言うのも理由の一つであると思います。
 ま、赤松健の漫画を買うエクスキューズはこの辺にして、感想ですが、ドタバタが凄いよなぁ、と言う所です。沢山の人間が相互に干渉し合いながら、密度の濃い画面で物語を進めていく。何というか、そういう手法はもう熟練の域に達しているのだろうなぁ、と感じます。画面の情報量を上げるのには、コンピューターも駆使し、手書きのキャラとCGを活用した背景を合成する。ジャンプで三回も打ち切りになった、チャイルドラゴンの人もこう言うような、画面の密度の上げ方をしていればあるいは……。まあ、物語自体がどうにもならないので、どうしようもないのであるが……
 実は、物語の内容に関しては何とも言いようが無いのです。私としてはですが。キャラをどんどんと立てて良い感じじゃないですか?